心を互いが通わせるための過ごし方
時々、国営昭和記念公園のドッグランスタッフとして入らせていただいております。沢山のワンちゃんとその飼い主さんをみているだけでも楽しいです。
ただ、ドッグランに来ての過ごし方は自由ですが、中にはワンちゃんを自由にさせて「さぁ遊んでおいで!」とベンチに座りスマホやお友達と話に夢中になっている方も見ますがちょっともったいないなぁと個人的に思う時があります。
ワンちゃんの事を思ってと思いますがちょっと考えてみてください。
例えば、家族でテーマパークに来たとします。その時パパが「お金あげるからみんなで好きなところで遊んでおいで、僕はここで待ってるから」とか言ったらどうでしょう?
街中でもフレキシブルリード(伸びるリード)で伸ばしながらワンちゃんがいきたいときにびよーんと伸ばしていかせたままの方をよく見ますが。
これを見るとカップルでデートに来て「君が好きなところに好きなように行くといいよ」と言う男性をよく見るのですがそれを思い出してしまうのです。
相手を思いやってのことと思いますが、「こういうところ詳しくないけどあっちに行ってみようか」とか、「お勧めの場所を知ってたら連れていって欲しいな」と言うほうが仲良くなりやすく、お互い楽しいんじゃないかなぁと個人的には思うんです。
散歩をスマホ見ながらしている人も見かけますが、安全性と言うよりは愛犬と心を繋ぐことって難しい気がしてもし、愛犬と絆を深めたいという気持ちがある方なら勿体ないなぁと思ってしまうのです。
オフリードのドッグランでは一緒に遊んであげたり、ワンちゃんが走っているだけでも「どう?、見てた?早かったでしょ?」という気持ちがあったとしたら、「すごいね、はやかったね。」って言葉を待ってくれてると思いませんか?
見てるだけにしても、ちゃんと見てたよと声をかけてあげて褒めて撫でてあげるだけでも絆は深まると思うんです。普通の散歩でも、ワンちゃんが立ち止まったらサッサと来なさいとすぐいうのではなく「どうしたの?何か気になるものでもある?」と声をかけ、何かなぁと探ってみると、ああ、あの音が気になったんだねぇとか、言ってあげるだけでも感情を共有出来、場合によっては「飼い主さんに分かってもらえた」と感じてくれることもあると思うのです。
変な人に見られてしまうかもしれませんが、私は散歩中はずっと愛犬に話しかけています、言葉はわからないかもしれませんが、感受性の強い生き物ですので楽しいなぁ、うれしいなぁなどと言った気持は伝わるんですよね。
心を繋ぎ気持ちを共有する、心を通わせるために使う時間は長さではなく「どう一緒に過ごしたか」が重要で、これは人間も動物も一緒だと信じております。