リリーから教わった事(闘病編1)

事の始まりは2019年5月9日、フィラリア予防の投薬前の事前検査と一緒にやった健康診断でした。

検査ではどこも問題がなかったのですが1点、膀胱に結石らしい影が映ってたのです。

恐らくシュウ酸カルシウム結石で、サイズ小さい事から自然に体外に出る可能性もあり、様子見という判断でさほど深刻になるものではなかったのですが。ですが、この結石が実はあとあと判断を鈍らせる原因になるのはこのころはわかりませんでした。

翌月6月6日ごろ、尿に血がすごし混じるようになったので再診、結石が悪さをしてるのだという認識で、血止めと鎮痛剤ですぐ改善したので血尿に関してはあまり心配してなかったのですが、左後ろ足太ももの裏に小さな小さな血豆のようなおでき(やわらかい)に違和感を覚えたのもこのころでした。

毎日見ているので見慣れてしまうものなのですが、それでも2週間もたたないうちに急激にソラマメぐらいに大きくなり2019年6月26日検査、初見ではかなりな確率で悪性初見ということで同年7月2日に除去手術。

悪性で転移も覚悟してたんですが、幸いにも限りなく悪性に見えるが悪性ではなかったという結果報告を聞くまでは生きた心地がしませんでした。

日帰り手術を終えて帰宅直後、、麻酔から覚醒はしているもののまだ夢見心地な感じのリリーさん

抜糸をし、回復、血尿もなく元気に楽しく過ごし、元気でいてくれることの喜びを再認識させて過ごした時間もそう長くはありませんでした。

2019年10月終わりごろからまたたびたび尿に血が混じるようになり、そのうちにたまたま小さな石がトイレシートの上に落ちていて、検査に出したところやはりシュウ酸カルシウム結石と判明。どうも最初のレントゲンに写った結石は印象がほとんどなかったのかカルテに記載されなかったようで、このころから結石ケアの食事に切り替え。結石のサイズは大きくはないのでこれ以上増やさないように気を付けつつ様子を見る形にこのときはなりました。

投薬完了後もしばらく血尿が出なかったり、たまに血尿が出ても結石が悪さをしてるという認識でしたが、翌年2020年2月頭頃からまた血尿がひどくなり再診。

尿検査で特に結石以外の問題点が見当たらず、まだ結石の量、サイズも小さいので様子見、いずれ経過観察でエコーをやりましょうというお話だったのですが、

この時とても胸騒ぎがしまして、エコー検査の希望を出し、検査してもらうと膀胱内に結石はもちろん認められましたが、見たくない何かが膀胱の中にできてたのです。

リリーさんの膀胱の中がどのような状態だったか・・・はまた次回にいたしますが、私が得た沢山ある教訓の中でいくつか抜粋させていただきたいと思います。

  • :医者も絶対ではない、自分の直感を信じることも大事
  • :小さなものに隠れた大きな異常を見過ごさない
  • :オシッコをしてほしくないところにされてしまうと困ることとは思いますが、良いおしっこがいつも出てるということはとても喜ばしい事である