「厳しくしつける」とは?(日本語の難しさ)

犬に関する勉強している人とわかると、よく聞かれる質問に

「厳しくしつけしないと(キチンとしつけしないと)いけないんですよね?」や「犬になめられないようにしないといけないですよね」などよく話題に上がるのですが、この時点で私は「どの意味合いで言われているのだろう?」と調査モードに入っています。
よく、ネットなどでも「キチンとしつける必要があります」のキチンとってなんだろう?とおもったり、厳しくの厳しくってなんだろう??と思うのです。正しいけど正確に言えばと言うとそうでもない、言葉が漠然過ぎるんです
これは、一般の飼い主さんが文章で見るとどうでしょう?「厳しく」は大抵の方は「叩いたり強く叱ったりスパルタ的な意味合いで使うことが多いのではないでしょうか?
と、こう書くとほとんどの方はああやはり、たたいたり叱ったりはしないんだなぁと思うのではないでしょうか?

「家庭犬の場合」叩いたり、強制的な方法(首を絞める道具を使用など)でやるのは違いますというのですが、時には強く叱る必要は出てきます、時にはというのは、やめさせたい時に目を見てしっかり叱る必要があるのですが、その止めさせたい行動のエネルギーの量に見合った強さでしかる必要があり、さらに重要なのは止めさせて(我慢してる兆候があれば)すぐに褒めてあげるのが重要なポイントとなります。

そして、これがさらに重要なポイントなのですが、叱り、止めさせて褒めるは「いつもニコニコ愛情を注いでくれている飼い主がたまに鬼の形相になるときは何で?」と言うのを犬に気が付かせることです、つまり叱りっぱなし、叱る強さも必要以上に強かったり、逆に強くしかれなかったり(弱く何度もでは何度も叱ることになることが多く逆に可哀そう)年中叱っばかりいたり、では恐らくうまくいかないという事なのです。

しつけはネットで調べるから大丈夫と言われる方も多いのですが、正しい情報とそうでないものも多くあり、正しい情報でも飼い主さんのワンちゃんに合っている方法、本当の意味で飼い主さんの考えに合っている方法かなどは普通の飼い主さんではわからないと思いますし、たとえあっている内容でも、読み手が書き手の意図通りに読み解けるかは何とも言えないと思います。

うまくいっていればいいのですが、かなりな確率で「やってるんだけどうちの子はダメで」とため息をつかれる方が多いのも事実です、それはほとんどの場合、手順や方法等に何か問題があることがほとんどなはずなので、ご相談くださればお力になれると思います。是非お気軽にお問合せください。