シジュウカラの雛のレスキュー

近所の方が雛が側溝に落ちているのをレスキューしたとの内容の電話を妻から受け、確認に向かってお話を聞くと、側溝に落ちた雛を枝などを使って引き揚げ、迷ったが布と一緒に危なくなさそうな場所に移動させてというお話が聞けました。レスキューして返す前に撮ったという写真を見せていただくと巣立ち雛のようなので通常はそのままそっとしておくのが良いのですが、足の状態がおかしいようにも見えたので念のため確認に行きました。

教えていただいた付近に到着すると目印と言われた布をすぐ発見、藪の上に布が置かれ、その上に乗ってる状態。観察しても動く気配無いですし、そのままだと危険な場合もありそうとまず下におろし状況確認、

翼は問題なさそうなのですが足の感じに違和感がありました。時計を見ると18時過ぎています、神奈川の病症鳥獣受付時間が過ぎてしまっている、保護が必要ならとにかく保温しなくてはなりません。判断を迷ってるところに親鳥が鳴いてるのに気が付きます。ちょっと離れた電柱の上で泣いていますが親鳥に違いがありません、これは保護してはダメだろうと地面におろすと、チョンチョンチョンと自分で移動して藪の下に隠れ静止しているのを確認、折れてるようにも見えたけど何の問題もなさそうです、誤認保護せずに済みました。

ただ、連日Newsでも騒いでいるような豪雨がその夜あるのが予測していたので、そのままだと悲しいことになる可能性も大いにあるのですが、親鳥が近寄れないし、すぐ日が暮れるからとその場を後にしました。
夜はやはり豪雨、心配ですがこればかりはどうにもならないですよね。夜が明け、雨がやみ、現場を再度確認に行くと、布はそのままですが雛の姿はどこにもありません、流されたような形跡もないのできっと親鳥と移動してまた元気に飛ぶ練習とかやってるのだろうなぁと信じています。