川崎市動物愛護センター ANIMAMALL

愛玩動物協会神奈川支部の活動でペットの救急隊をやって欲しいという事で、講師をしました。場所が私も初めて訪れる、稼働して間もない 川崎の新しい愛護センター ANIMAMALLです。

施設に入って一番目立つところに「五つの自由」をイラスト化されたものが展示されていました。 右下から・・・空腹と渇きからの自由、不快からの自由、 恐怖や苦悩からの自由 、正常な行動を発現する自由、痛みや傷・病気からの自由 。

心肺蘇生とERTについて一部体験、お話。ロープワークはロープ同士の結索を中心にして、本結び、テグス結び、一重継ぎをやりました。

講座終了後は所内見学ツアー。写真は子供達にぬいぐるみとは違うんだよという事を知ってもらうために動物の表情でその子たちの今の気持ちを知ってもらうためのイラストボードがありました。特に犬は気持ちを読み取るのが難しいと思っていますとお話されていましたが、私もそう思います。

猫の適正飼養についてのイラスト。猫の収容数は犬より恐ろしいほど数が多いのです。避妊去勢と完全室内飼育(上下運動可能で)はもっと浸透して欲しいですね。

設備でこれは良いなぁと思ったうちの一つに、折りたたんだ大量のケージを保管しておく「ケージ専用の倉庫」の存在があります。(この部屋意外にもまだあるそうです)まだまだ年間収容数で考えると足りないとの事ですが、災害時などには大活躍するかなと思います。

楽しく遊んだりくつろいでいる姿を眺めることが出来る部屋もありますが

猫の行動室なんていうものがありました。ここでは、実際にお家の中で猫さんはどんな風に動くのだろう?と言うイメージを持ってもらうために、家具が置いたお部屋に猫さんを入れて観察してもらうためのお部屋だそうです。

飼い始めても「こんなはずじゃなかった」と言う理由で放棄する人は結構いますので、どんな行動をする生き物なのだろう?と言うのをよく知ってもらおうという事に力を入れているのがとても感じられました。

本来、一緒に住むうえではその動物の事をよく理解したうえで迎え入れる事は大事だと思うのですが、そこが弱いために放棄も多いかなと思います、こういった観察の場は大事な事だなぁと思いました。

ワンちゃんは7頭ぐらい収用されていました(猫は130くらい(?))ワンちゃんのお部屋はつき1室、それもマットの敷き方トイレの置き方は全部そのワンちゃんに合わせて全部セッティングされていました。当たり前に思うかたもいるかもですが、なかなかできない事だなと思います。

所員さんたちみんな気持ちの良い方ばかりで、考え方も個人的には素晴らしいと思いました施設に収容されない事が一番なのですが、ここに収容される子はきっと大丈夫ですね。

この施設に限った事ではないのですが収用猫の数が大変なことになっています。川崎愛護センターでは定期譲渡会が毎月第三日曜、子猫の譲渡会が毎月第一日曜などに行われているようです。

ぜひホームページをチェックして訪れてみてください。http://www.city.kawasaki.jp/350/page/0000068657.html