狂犬病予防接種の必要性

本日、愛犬の狂犬病予防接種を受けてきました。来週混合ワクチン接種予定ですが、同じように、狂犬病や混合ワクチン接種のために朝一から来院されているご家族がたくさんいました。
狂犬病ワクチンですが、日本では法律で接種の義務がされていますが平成5年には99%の接種率だったものの、年々接種率が下がり、26年あたりから70%代にまで落ちてきています。
接種率が低下したのはワクチンの成分に不安があるとか、日本には狂犬病が長いこと発生していない清浄国だというのがあるようですが、一つ考えてほしい事柄があるのです、実はちょうど5年前の今日、2013年7月17日にそれまで狂犬病が発生してなく清浄国だった台湾が非清浄地域となった日という事なのです。

日本もデング熱やヒアリなど食い止めきれずに入ってきてしまってるものがあるようにいつ入ってきてもおかしくないと思うのです。
そして、福島の原発事故の対応を皆さんご存知でしょうか?もし、日本で狂犬病が発生した場合、「その段階で狂犬病ワクチンを接種していないわんちゃんたちは全て殺処分」と言う事態になる可能性が大いにあるとはおもいませんか?

台湾の場合はイタチアナグマが原因でしたが、日本の場合は~と考えたとき、私は野生動物救護ボランティアをやっている関係でいろいろと想像してしまうのですが、現在日本ではアライグマの数が大変なことになっています、もし、アライグマから抗体が発見されたと時のことを想像するととても恐ろしいのです。

繰り返しますが、いつ入ってきてもおかしくないこの状況、もしかしたらすでに入ってきてしまってるなんてことも大いにある状況で、それが発覚した時に愛犬を守れるのは「ワクチンを接種済み」という証明書だけなのです。ワクチン接種を拒む方はそのあたりも考慮に入れて検討してほしいなと思います。