問題行動の見極めと対処(食糞)

食糞、つまりウンチを食べてしまう事について悩まれる方も多いです。拾い食いと同じ対処で良いと思われるかもしれませんが結構これは難しい問題です。

『拾い食い自体は実はワンちゃんの世界では普通の事』なので行動そのものは騒ぐことではないのですが、「なぜそれをするのか?」の理由が問題だったりしますのでその理由を見極めないといけない点が難しいと思います。

食糞の場合は、まず「それは自分のうんちだけ食べるのか?他の犬か?他の犬なら自分のワンちゃん(多頭飼い)だけか、散歩時見かけただれかのものだけか?あるいわその両方?それとも自分のから何からすべて食べてしまうのか?などまず考えます。

自分のうんちを食べてしまう場合「私はここにはいません」という主張、多頭飼いで他のワンちゃんなら「この子はいなくなれ」という主張の場合があります。その他も『ストレス』『飼い主さんの気を引きたい』『栄養が足りていない・食事の量が多い」などがあります。

私はここにはいません…とはどういうことかと言うと、大抵の場合うんちを食べてしまった現場を見た飼い主さんはビックリして騒いでしまうと思います、それをワンちゃんはうんちしたことを怒られたと思ってしまい、排泄したら叱られると思うようになり証拠を隠そうとすることがあります、また、例えば新しいワンちゃんや猫等、違う動物などが来た場合、自分の存在を隠そうとして食べることもあります。

散歩や遊びでの発散が足りずのストレス、暇つぶしの遊びで食べるというのもあるかと思いますし、「気を引きたい」は、叱られてしまったと思ったというのと逆で、その反応をよしと思い、食べれば駈け付けてくれると思ってしまう場合もあります。

栄養が足りてない、逆に食事の量が多い…は食事の量が実は足りていない場合は想像つくかと思いますが、逆に内蔵の調子があまりよくなかったり、量が多いなどの時、お腹の中で吸収されずにほぼそのまま出てしまう事で食べ物と思ってしまったり、また、ペットフードの中には「おいしそうに思わせる成分」が含まれているものもあり、排泄された後もそれが作用し、うんちがさも美味しい食べ物に見えてしまう場合があるなどの理由があります、普段は食べようとしないのに、散歩のときに妙に執着して食べようとする事がある場合ならこれがおおいかな?という印象があります。

食事の量、栄養が足りているかなどは、うんちを見るとわかります。チューブででひねり出した感じが通常ですが、コロコロとした状態が単独だったり、つなががってるにしても数珠状だったりしたら食事が足りてないと思ったほうがいいと思います。

食糞については健康チェック、ストレスなどの要因を排除してもまだ食べてるとしたら最初にも書きましたが「犬の世界ではそれは普通の事なので怒ってはいけない」と言うのをまず再認識してほしいです。

とにかく食べてる現場を見かけても決して叱ったり、騒いだりせずにノーリアクションで口から取り出したり、見なかったことにしてください。

しつけとして「これはやってはいけない」として覚えさせようとするのではなく、人間サイドでストレスなら原因の改善をする、もしくは散歩の量や沢山遊んであげストレスを発散させる。食事の量が足りてないなら食事の量やフードの種類を見直すといった工夫をするだけで改善されるはずです。

食糞に至る原因が進行してることに気が付かない事も当然ありますから普段から「家の中で排泄したらとにかくすぐにかたずける事」が一番なのですが環境によっては難しいのもわかります、ここが難しいところです。

ただ「食糞を治したい」というより『食べてる理由は何だろう?』という事をまず考えてあげてくださいね。