他犬などに吠えてしまう(散歩編その1)

前回、問題行動と(人が)呼ぶものに対して思い込みにとらわれずに観察してそれに合わせて対処するといったお話を書きました。

吠えのお悩みでは散歩中他の動物や人、バイクなどの乗り物などに吠えてしまうなどもよく寄せられ、で歩いてる時にとにかく「やらないで欲しい」ということを教えていくための方法を今回は書いてみたいと思います。

お散歩中に、他犬に吠えかかり、知らんぷりしている飼い主さんもいれば吠えに対して叱る飼い主さんをよく見かけます。

叱り方も様々で「いけないでしょ」とか軽いものから、強いものになると「「コラ!」とか「ウラッ!!」とか言葉になってないまでさまざまなのですが、ほぼ私は叱った後に誉めている人を見たことがありません。

吠えたら叱られる、これは当然誰もが思う事でワンちゃんも気が付きますが問題はここからで、吠えるのを叱ってやめさせたらよーく誉めてあげることが重要なのです。

なぜなら、吠えると叱るだけでは叱られてしまう事は覚えたとしても、吠えなかったら褒められるとは学習しないからです。

人間の立場として想像してみてください。

今とても嫌な思いをしている…我慢するのが当然で、我慢できなくなって文句の一つも言うと叱られてしまう。叱られても構わないからその前に攻撃に出るか、我慢に我慢を重ねてストレスをためるか…。

我慢していれば「よく我慢できたね、偉いね」ってとてもよく評価して褒めてくれる

私なら、我慢していることをわかってくれて評価してくれる相手に信頼を寄せます、ワンちゃんもそうだと信じています。

とはいえ怖いものは怖い、苦手なものは苦手だと思います、高所恐怖症の人がいきなりパラシュート付けられて飛行機に乗せられ「あなたはこれからスカイダイビングしなさい、私が付いてるから大丈夫!安心して!私の目を見て!ほら、このオヤツあげるから」と言われても無理なものは無理と思いますし、

克服できたとしてもすぐは無理かもしれません。ですのでいきなりゼロを成功とするのではなく我慢できてるそぶりが見えたらよーく評価して褒めてあげて欲しいのです。吠えで言うとワンワンと言っていたものが「グフッ」とかウフッ」と言う感じにどもってきたらかなり我慢していますので良く褒めてあげて欲しいのです。

散歩中、「あのワンちゃんに吠えてしまうかもしれないなーと吠える前に相手が視認できたらチャンスです。できれば普段からワンちゃんが「私はここまでなら大丈夫」という距離(パーソナルスペース)を把握しておくとなおいいです

大丈夫な距離➡相手に注目(警戒)➡前のめりの態勢(攻撃態勢)➡吠え、噛みつきなど距離が詰まればつまるほど変わってきますのでどのくらいの距離まで平気か把握し、少しずつ距離が縮まるよう練習していきます。

まだ大丈夫な距離でよく相手を見せてやり、落ち着かせるように「わんちゃんいるね、大丈夫だよ」などと声をかけてあげながら毛並みに沿ってできるだけゆっくりと撫でてあげて落ち着かせてあげます

毛並みに沿ってゆっくり撫でて上げることでリラックスさせてあげることが出来ます。この時、飼い主さんはハラハラしてしまうかもしれませんが、飼い主さんもドキドキしないでリラックスしていることが大事です(ドキドキが伝わってしまいます)

落ち着かせてうまくすれ違えたらよく良く褒めてあげてください、この時も落ち着かせるように撫でながらしてあげるといいです。

もし、吠えてしまったら…この時はワンちゃんの顔を自分のほうに向け、とにかく怖い声と怖い顔をで「イケナイ!」と目を見てしっかりと叱ります。

そして、ここからが大事、吠えをやめさせたらすぐに優しい顔と声に戻して、叱った何倍もよく誉めてあげてください。

シッカリとしてはいけないという事が伝われば、次に叱るときは叱る強さと言うのは最初ほど強く叱らなくても大丈夫です。

叱るのは可哀そうとか、ワンちゃんに嫌われてしまいそうで強く叱れないと思う方もいるかもしれませんが、中途半端な叱り方ではなにも伝わらずかえって何度も叱ることになり可哀そうと思いますし、何よりも叱られることで愛情を感じることもあるというのも忘れないで欲しいのです。

基本、して欲しくないときには叱ってやめさせる、止めたらすぐに良く褒めてあげる、やらなかった時はそれを見逃さず、すぐに良く褒めてあげる。これが問題対処の基本ですが、一見問題とされる行動に見えるものでも叱る必要がないことも多いのでとにかく叱るのが普通とは思わないで欲しいという事もつけたしておきます。

また、叱る必要があるものに関してもいつもはニコニコ優しい飼い主さんがたまに鬼の形相になるのだから伝わりやすいというのも忘れてはいけないポイントかと思います。

クドクド叱ってると人も聞く耳を持たなくなりがちですし、聞いてるふりでやり過ごしたりすることもありますからね。

この記事はお散歩編その2に続きます