問題行動の対処のための見極め

ワンちゃんの問題行動についてのご質問で多いものの中に吠えがあります。

いわゆる「問題行動」の一つですが、本来動物にとって当たり前の行動ではあり、元々、人間が狩猟するときに獲物の居場所や誰かが来たことを吠えて知らせてもらう仕事をずっとさせてきた歴史があります。

ダックスなどは良く吠えるといわれますが、穴の中に潜り、そこに獲物がいたら地面の下から外に鳴き声で知らせなくてはいけないのですから、大きな吠え声と言うのはおかしなことではないと言うのはわかるかと思います。

集合住宅などではとにかく吠えないで欲しいと思うと思いますし、女性の一人暮らしなどは誰かの気配に吠えて欲しいけど、止めてと伝えてもいつまでも吠え続けるようでも困ることでしょう、

ですので当然ですが、やはりされて困るものは困るのでやめて欲しいことはやめてもらうことが出来るようにする必要はあります、

ここで何が言いたいのかと言いますと

ワンちゃんの行動にはすべて意味があり、吠えならなぜ吠えているのか「行動の意図に気が付きその意図に合わせて対応していく必要がある」という事です。

例えばよくあるご質問でチャイムの音に反応にして吠えまくるというのがあります。

おなじこの「チャイムの音」でも吠えるワンちゃんにとってなんでほえているか?で対応が変わります。

例えば、ただ「ぴんぽーん♪」という音が嫌いでそれが原因で吠えるのでしたらブザー音とか別の音に変えれば済むことであり、「まず最初に飼い主さんに試してほしい対処」でもあります。

トレーニングなどは時間がどうしてもかかりますし適切な練習が実践できるとは限りません、もし適切にすべてできるなら皆さんトレーナーになってしまいます。音を変えて治るのならこんなに平和的で簡単で、ワンちゃんの負担にもならないので一番ですよね?

チャイムの音を違うものに変えてもダメだという場合は音と誰かが来たというのを結びつけていることがほとんどです、ですので、よくある方法としては家族で協力して、家族が呼び鈴を鳴らし、吠えて飛び出すと家族がいる、繰り返し練習してチャイムの音がなったとき毎回警戒することはないというのを教えていく方法がありますが、この方法もしっかりと「なぜ吠えているのか」を見極めないと意味がないと思います。

例えば、誰に吠えるのか?誰にでも吠えるのか?などまず探らないといけません。

先日例えば同じチャイムの音に反応して吠えるにしても家に誰もいないときに中で吠え声が聞こえず、家に他の家族がいるときに帰ると吠えてるのなら

嫌な相手が来たから吠えてるというよりも「家族が帰ってきたよ」と家にいる人に教えてくれているのでは?と思うんです、「家族が帰ってきたよ!」と知らせている子に

「吠えちゃだめだよ!」とか「ヤメナサイ」とか叱りますでしょうか?まず伝えることは「教えてくれてありがとう」と感謝の言葉だと思いますし、でその後も吠えているようでしたら「もう大丈夫だよ」となだめてあげるという事だと思うのです。

感受性の強い生き物に「気持ちを込めて伝える」と言うのは極めて重要なポイントなのですが、それは次回以降でお話することにして今回はまず、

その行動はなぜしているのか?を思い込みにとらわれずに正しく見抜くのが重要というのをぜひ知っていただき、見極めるのには一番長くそばにいる飼い主さんが一番有利であり、知ることで問題解決がしやすくなるとともに絆も深まることにつながりますのでぜひ実践してほしいなと思います。