ツイテをさせるのは右?左?

よくいただく質問で「犬は横にぴったり歩かせないといけないんですよね?」というご質問をいただきます。飼い主の真横にぶつからないくらいギリギリを鼻先が飼い主の膝から出ない位置をキープしてワンちゃんが飼い主さんの歩調に合わせて歩く、脚側行進やリーダーウォークと呼ばれているものです(正確には違うのですが)が、そうできるようにしたほうがいいのですが、ハテ?常にそうさせないといけないかという意味でしたら違うと思います。

人も例えばディズニーランドに行ったとか楽しい環境では浮かれ気味になると思いますし、トイレを探してる時なんかは急ぎ足になったり注意力が乱れたりとすると思うのです。ワンちゃんも同様で、家の外に出たばかりや、トイレをする場所を探してる時なんかは前に出がちになります、そんな時は危険や周囲の迷惑にならない状況なら許してあげて欲しいと思うのです。飼い主さんよりも前を歩く行動自体はリーダーの順位は変わりません…と言うと語弊があるので言い方を変えて、お母さんの言うことを聞かなきゃいけないなぁ…という気持ちが変化することにはなりません、リーダーウォークは横を歩かせようとするのではなく、通常、ワンちゃんがその位置を自分から選ぶようにするのが大事なのという事と、それを選んでないときはよく観察してあげて、臨機応変に対応してほしいと思うのです。

ワンちゃんが落ち着いている時は町中のお散歩などは特に前を歩かせるのはおすすめしません、ワンちゃんが好き勝手するようになってきますし、コントロールしにくくなり危険回避がしにくくなります後ろもそういった意味で死角となります)犬が怖い人には人より前をすたすた歩いている犬はとても怖いものなのです。

では、右と左?どちらにつけて歩くようにしていくとよいと思いますか?

即答で左!と言う方はしつけ教室等で犬について勉強をされている人、「右じゃないの?」と言う人は特に教室などに行ったことがない方ではないでしょうか?

正解は「どちらでもいい」です。犬は左を歩かせるもの…と思われている方、考えても見てください、人は右側通行なんです、車が行き交う道路では犬を左につけていたら危ないと思いませんか?

しつけ教室などでは「どっちでも好きなほう」なんて教えるわけにもいかないのと、マンツーマンならいいですがグループレッスンですと参加者がバラバラでもつと教えにくいので、トレーナーの都合で左に統一しています、ただそれだけなのです。

とはいえ、気分で犬の位置を変えたりすると犬も混乱しますし、混乱しないように左右どちらに歩かせるか指示語を変えるやり方もありますが、多くの飼い主さんはそこまでしなくていいと思います。

ですので、通常歩く位置はこっち・・・と教えていくときにはどっちがいいかというお話でしたら通常歩かせる位置は左側をお勧めします。何故かというと、左を歩かせている飼い主さんは初めての人が見たとき「トレーニングが入っている可能性が高い」と認識しやすいため、ご自身の状況に合わせてのその後の対応の判断材料になるからです、トレーニングと言うと大げさかもしれませんが、例えば他のワンちゃん連れの人とすれ違う時、なるべく間に人が入るような位置関係になるように位置を入れ替えてあげるだけでも、周りから見たら気を使ってくれているんだなぁと、特に他の犬が苦手なワンちゃんの飼い主さんには伝わるはずです。

自分のワンちゃん、他のワンちゃんや人なども観察しながら安全と配慮を臨機応変に行えるスマートな飼い主さんが増えれば、それだけ豊かな環境になるような気がしてなりません。

最後に…最初のほうにも書きましたが、誤解しないで欲しいのはリーダーウォークは横を歩かせようとするのではなく、通常、ワンちゃんがその位置を自分から選ぶようにするのが大事という点です。違いがよく分からない、どう教えていくのがいいのかわからないという場合はお気軽にご相談ください。